神託で選ばれたのは私!? 皇太子の溺愛が止まらない
「それは……?」

レオ様は、手にした剣を私に見せた。

「魔物を退治する、伝説の剣だ。……実はこれ、騎士団長でも持てない。国王直属の守護剣だからな。」

細身でありながら、魔物を切り裂く凄まじい威圧感を放つ聖剣。

その輝きが、レオ様の気高さを映しているようだった。

しかし――

「っ、レオ様!」

彼の腕から、赤い血が流れていた。

「どうして……!」

「はは、大した傷じゃないよ。ちょっとかすっただけ。」

そう言って笑おうとするレオ様の手を、私はそっと取った。

「すぐに、癒します。私の力で……!」

私の手から、淡い光が灯る。

それは、彼を守ってくれたことへの、感謝と誓いの光だった。

「すごい……みるみる傷が癒えていく。」

レオ様が、目を見開いて私の手元を見ていた。

私の掌から放たれる淡い光が、彼の腕の傷を包み込み、ゆっくりと閉じていく。

だけど――
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