神託で選ばれたのは私!? 皇太子の溺愛が止まらない
(……でも、こんなところで踊れるの?)
不安と期待が入り混じる胸の内。
いつもは“聖女様”と呼ばれ、気安く話しかけてくる人などいない。
でも今夜は、ただの一人の女性として――。
その時。
「失礼、踊っていただけますか?」
低く、優しい声がした。
振り返ると、仮面の男性が手を差し伸べていた。
誰なのか、まったく分からない。
でも、どこかで聞いたような声、見覚えのある立ち姿。
まさか……いや、そんなことはない。
私はそっと手を伸ばした。
「……はい、よろしくお願いします。」
手を取られると、そのぬくもりに、心がふわりとほどけた。
(私、今だけは――聖女じゃなくて、ただの女の子になれる気がする。)
音楽が始まる。
私は、仮面の騎士と、静かにステップを踏み出した。
でもやっぱり即席で覚えたステップは、覚えきれていない。
不安と期待が入り混じる胸の内。
いつもは“聖女様”と呼ばれ、気安く話しかけてくる人などいない。
でも今夜は、ただの一人の女性として――。
その時。
「失礼、踊っていただけますか?」
低く、優しい声がした。
振り返ると、仮面の男性が手を差し伸べていた。
誰なのか、まったく分からない。
でも、どこかで聞いたような声、見覚えのある立ち姿。
まさか……いや、そんなことはない。
私はそっと手を伸ばした。
「……はい、よろしくお願いします。」
手を取られると、そのぬくもりに、心がふわりとほどけた。
(私、今だけは――聖女じゃなくて、ただの女の子になれる気がする。)
音楽が始まる。
私は、仮面の騎士と、静かにステップを踏み出した。
でもやっぱり即席で覚えたステップは、覚えきれていない。