神託で選ばれたのは私!? 皇太子の溺愛が止まらない
「君は、もうしてくれてる。俺を救ってくれた。信じてくれた。愛してくれた。」

レオの声が、深く、真っ直ぐ胸に届く。

「――だから、君じゃなきゃダメなんだ。」

その言葉に、私は振り返ってしまう。

レオの目を、まっすぐ見てしまう。

そして彼は、私の左手を取り、そっと指輪を嵌めた。

「君が王妃で、俺が王で、この国を共に――生きていくんだ。」

私はもう、うなずくことしかできなかった。

レオは私をぎゅっと抱きしめた。

その腕はまるで、もう二度と放さないとでも言うように、強くて、温かくて。

「……あのさ。俺、もう我慢できないかも。」

囁く声はかすれていて、どこか切ない。

けれど、確かに熱を帯びていた。

お腹に感じた硬い感触に、私は目を見開いた。

「えっ……な、なにその元気……」

「……愛してる女と、運命だなんて言われたら、当たり前だろ。」
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