神託で選ばれたのは私!? 皇太子の溺愛が止まらない
恥ずかしさに声が震えた。顔まで熱くなって、レオの胸に思わず顔を埋める。

「どうしようも何も……それは王家の正当な跡継ぎだ。」

さらりと、当然のように答える彼に、私はあわてて声を上げた。

「いや、そういう意味じゃなくて!」

「?」

「聖女が、結婚する時に純潔じゃないって知られたら……」

私は焦って言葉を続ける。

「……聖女のイメージ、かなりダウンしちゃうと思うの。」

レオは一瞬だけ驚いたような顔をしたが、すぐに、ふっと優しい笑みを浮かべた。

「……えっ、ごめん。でも……」

彼は私の頬をそっと撫でながら、いたずらっぽく笑った。

「純潔、貰ったのは俺だし?」

「レオ……!」

その時のレオの顔は、どこか得意げで――でも、心からの愛しさが滲んでいた。

「なあ、それって……誇っていいことだよな?」

「誇らなくていいっ!」
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