第3皇子は妃よりも騎士団長の妹の私を溺愛している
「アシュレイ……」

私は彼の手を取り、指を絡めた。

「幸せね、私たち。」

アシュレイは目を伏せ、そっと笑った。

「リリアーナが、俺を幸せにしてくれたんだ。」

その瞳から、ひとすじの涙が頬を伝い落ちていく。

私はその頬に手を添え、そっと唇を重ねた。

静かな夜は、ふたりの新たな未来を包んでいた。

「リリアーナ、愛している。」

アシュレイの囁きは、夜の静寂に溶けて胸の奥に響いた。

私は微笑みながら、そっと彼の頬に手を添える。

「私も、愛してる。」

たったそれだけの言葉なのに、胸がいっぱいになった。

ぬくもりに包まれながら、私は心に誓う。

——この先、どんな困難が待っていようとも、この手を決して離さない。

アシュレイと私。ふたりで紡ぐ未来が、ここから始まる。

それが、私たちの幸せのかたちだから。


ー End -
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