片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
 その気持ちを全身で言い表すように夫の背中へ両腕を回して引っつけば、戸惑いながらも抱きしめてくれるのが彼らしい。

「愛奈は、変わったな……」
「違うよ。あなたと一緒。ずっと心の奥底に押し留めていた気持ちを、曝け出そうって決めただけ。今も、昔も、私は圭信が大好きおばけだよ~!」

 お揃いだねと満面の笑みを浮かべても、彼の気持ちは晴れないようだ。
 再び気分が落ち込んでいるような様子を見せた圭信は、ぼそぼそと聞き取りづらい声で言葉を発する。

「僕は、君に酷いことをした……。愛される資格がないのに……」
「もう。誤解は解けたんだから。いつまでもウジウジするのはやめよう。ね?」
「君はなんて、優しいんだ……。さすがは、僕の最愛だな……」

 感動した様子で瞳を潤ませた彼の額に口づけを送り、私は夫に問いかけた。

「私のこと、好き?」
「ああ。愛している」
「これからも、ずっと一緒にいようね」

 圭信と想いを通じ合わせた私に、恐れるものなど何もない。
 大好きな人と一緒なら――これからも、どんなことが起きても大丈夫。
 そう、信じている。

 私達は唇を触れ合わせ、永遠の愛を誓った。


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