15歳差の御曹司に甘やかされています〜助けたはずがなぜか溺愛対象に〜
披露宴も終盤にさしかかり、夜景が窓の向こうにきらめいていた。

グラスの氷が静かに音を立て、あたたかな余韻だけが流れている。

私はそっと玲央さんの隣に腰を寄せ、彼の耳元で囁いた。

「ねえ、玲央さん。」

「ん?」

静かに微笑む横顔が、たまらなく愛しい。

「出会ってくれて、ありがとう。」

その言葉に、玲央さんはふと目を伏せて、やがてゆっくりと私を見つめた。

「……こちらこそ。出会ってくれて、ありがとう。」

どちらからともなく、指先が絡む。

もう言葉はいらなかった。

照明がゆるやかに落ち、まるでふたりだけの世界が、会場の中にそっと浮かびあがったようだった。

その瞬間、心が確信する。

──この人となら、きっと、どんな未来も怖くない。

そっと頬を寄せると、玲央さんの温もりが私を包んだ。

この人に出会えて、本当によかった。

そして私たちの愛は、今この時から──
永遠になった。


ー End -
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