恋心はシェアできない
「じゃあ僕はここで」
「うん……ありがとう」
すぐに翔太郎くんの姿は改札に消えていく。
私は小さく息を吐くと、夜空を見上げた。
(このままじゃダメだよね)
(だって後悔するのが目に見えてる)
(企画が完成したら……)
「……碧生にちゃんと話そう」
思ってるだけじゃ伝わらない。
ありがとうも、ごめんなさいも
恋心もなにもかも全部。
「……絶対、自信のあるものを完成させよう」
自分に自信がない私だけど、最後に自信のある企画ができたことだけは碧生に笑って報告したい。
そして碧生への想いも感謝も伝えて、悔いなくお別れしたい。
私は常連となった喫茶店のドアを開けると、験担ぎにカツカレーを注文し、すぐにノートパソコンを広げた。
「うん……ありがとう」
すぐに翔太郎くんの姿は改札に消えていく。
私は小さく息を吐くと、夜空を見上げた。
(このままじゃダメだよね)
(だって後悔するのが目に見えてる)
(企画が完成したら……)
「……碧生にちゃんと話そう」
思ってるだけじゃ伝わらない。
ありがとうも、ごめんなさいも
恋心もなにもかも全部。
「……絶対、自信のあるものを完成させよう」
自分に自信がない私だけど、最後に自信のある企画ができたことだけは碧生に笑って報告したい。
そして碧生への想いも感謝も伝えて、悔いなくお別れしたい。
私は常連となった喫茶店のドアを開けると、験担ぎにカツカレーを注文し、すぐにノートパソコンを広げた。