魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
「ラルフ、ルシド!」
大事な、ここで戦うすべての仲間たちのことを、短い言葉で託す。
「こいつらのこと、任せた」
「――――ええ」「……へへっ」
するとふたりの顔に、力強い笑みが浮かび……彼らは頼もしい声でそれぞれの戦場を請け負ってくれる。
「やっとオレのこと、名前で呼びやがったなこんにゃろー! いいか……シルウィー様をひとりにさせたくなかったら、とっとと皇太子くらいぶっ倒して、こんな戦い終わらせてきやがれ!」
「後のことは、僕らに任せて……あなたは、あなたの成すべきことを!」
駆けつけてくれたあいつらのおかげで、押し潰されそうになっていた肩が軽くなったのは、きっと気のせいじゃない。目覚ましいふたりの活躍を眺めつつも、俺は足の速い騎兵たちを集め、再度中央に突撃をかける。
「スレイバート様、せめてこれを!」
「ああ……!」
大事な、ここで戦うすべての仲間たちのことを、短い言葉で託す。
「こいつらのこと、任せた」
「――――ええ」「……へへっ」
するとふたりの顔に、力強い笑みが浮かび……彼らは頼もしい声でそれぞれの戦場を請け負ってくれる。
「やっとオレのこと、名前で呼びやがったなこんにゃろー! いいか……シルウィー様をひとりにさせたくなかったら、とっとと皇太子くらいぶっ倒して、こんな戦い終わらせてきやがれ!」
「後のことは、僕らに任せて……あなたは、あなたの成すべきことを!」
駆けつけてくれたあいつらのおかげで、押し潰されそうになっていた肩が軽くなったのは、きっと気のせいじゃない。目覚ましいふたりの活躍を眺めつつも、俺は足の速い騎兵たちを集め、再度中央に突撃をかける。
「スレイバート様、せめてこれを!」
「ああ……!」