魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
外の護衛達が騒ぎ出し、侍女たちが不安そうにあたりを見回す。
すごく嫌な予感がして、私はゆっくりと立ち上がると、馬車についた小窓から外の様子を確認しようとした。すると。
「ま、魔物だっ!!」
そんな叫び声と共に、ドンドンと、なにかが車体に当たる音がした。同時に、誰かの悲鳴も。
「うぎゃあぁっ!」
「…………っ!」
そして一瞬視界に、火だるまになった人影が映って、私は目を背ける。
「火吐き燕だ! みんな、気を付けろ!」
護衛のそんな声を聴いて、その魔物の姿が頭に思い浮かぶ。
確か家で魔法の勉強の時に見た魔物の図の中に、そんなやつがいた。
橙色をした一抱え程の鳥の魔物で、口から火球を打ち出して、獣や人を群れで襲うという。私達は、今、それに襲われているらしい。
すごく嫌な予感がして、私はゆっくりと立ち上がると、馬車についた小窓から外の様子を確認しようとした。すると。
「ま、魔物だっ!!」
そんな叫び声と共に、ドンドンと、なにかが車体に当たる音がした。同時に、誰かの悲鳴も。
「うぎゃあぁっ!」
「…………っ!」
そして一瞬視界に、火だるまになった人影が映って、私は目を背ける。
「火吐き燕だ! みんな、気を付けろ!」
護衛のそんな声を聴いて、その魔物の姿が頭に思い浮かぶ。
確か家で魔法の勉強の時に見た魔物の図の中に、そんなやつがいた。
橙色をした一抱え程の鳥の魔物で、口から火球を打ち出して、獣や人を群れで襲うという。私達は、今、それに襲われているらしい。