魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
すると、ルシドはしばらく面食らった顔で固まっていた。それでもわずかに迷いは晴れたのか、一度考えるように目を閉じると大きく頷き、はっきりとした声で元気に応えてくれた。
「そう……ですね! ありがたいことに、僕には頼らせてくれる人がこんなにもいる。それがわかっただけでも大収穫です。シルウィー様、あなたはすごく……なんて言ったらいいのかな――本当に素敵な人ですね。誰かの苦しみに寄り添い、一生懸命に考えてくれるところ……どこか、姉さんといた頃のことを思い出しました」
「お、お世辞にしても大げさよ……!」
思ってもみないことを言われた私の顔が赤く染まり、握っていた手を慌てて離す。するとルシドはくすっと笑い、自信を持って胸を叩いた。
「テレサ様やスレイバート様があなたを大切にする理由……分かってきた気がします。僕も、これからはもっとあなたの力にならせて欲しい。困ったことがあればなんでも言ってください」
「う、うん……」
その眩しい笑顔にさらに顔の赤みが増した私は、しどろもどろになって頭を激しく上げ下げする。何はともあれ少しは力になれたようで、その後もいつもの調子を取り戻した彼との会話は弾み、あっという間に時間が過ぎていく。
「そう……ですね! ありがたいことに、僕には頼らせてくれる人がこんなにもいる。それがわかっただけでも大収穫です。シルウィー様、あなたはすごく……なんて言ったらいいのかな――本当に素敵な人ですね。誰かの苦しみに寄り添い、一生懸命に考えてくれるところ……どこか、姉さんといた頃のことを思い出しました」
「お、お世辞にしても大げさよ……!」
思ってもみないことを言われた私の顔が赤く染まり、握っていた手を慌てて離す。するとルシドはくすっと笑い、自信を持って胸を叩いた。
「テレサ様やスレイバート様があなたを大切にする理由……分かってきた気がします。僕も、これからはもっとあなたの力にならせて欲しい。困ったことがあればなんでも言ってください」
「う、うん……」
その眩しい笑顔にさらに顔の赤みが増した私は、しどろもどろになって頭を激しく上げ下げする。何はともあれ少しは力になれたようで、その後もいつもの調子を取り戻した彼との会話は弾み、あっという間に時間が過ぎていく。