魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
「お兄様も聞いてください! お店の方でずっと一緒に過ごしていて分かったのですけれど、お姉様ってばとっても頭脳明晰、魔法についてもとっても博学なんですのよ! 私が教わった魔法の先生よりも、余程高等な知識を蓄えておいでで! こんど魔法座学の特別教師として講義を披露してもらうのはどうかと思っていたんです!」
「そんな……」
さすがにその評価は過大すぎだ。
縮こまってしまった私に対して、スレイバート様はやや不満そうにごろりと横になり、
「へー、そりゃ結構。いよいよ城を出ても暮らしていけるなぁ」
と一言。
するとテレサが、「お兄様の意地っ張り」と少女らしい膨れっ面を見せ、優しいルシドが場を乱さないようにフォローをくれる。
「僕はぜひ、シルウィー様にも教わりたいです。今まで潜在的な魔力量に頼り過ぎていたのか最近伸び悩んでいて……。多分、ひとつの魔法に余分な魔力を練り込み過ぎることが、使える魔法の数を少なくしている原因だと思ってるんですが……」
「頭の中にくっきりとしたイメージが描けていないせいで、魔法の成立に魔力を使いすぎているのかもね。想像力を鍛えるために風景画を描いたり、歌を歌ったり、記憶から正確になにかを外に出す練習をしてみることをお勧めするわ」
「そんな……」
さすがにその評価は過大すぎだ。
縮こまってしまった私に対して、スレイバート様はやや不満そうにごろりと横になり、
「へー、そりゃ結構。いよいよ城を出ても暮らしていけるなぁ」
と一言。
するとテレサが、「お兄様の意地っ張り」と少女らしい膨れっ面を見せ、優しいルシドが場を乱さないようにフォローをくれる。
「僕はぜひ、シルウィー様にも教わりたいです。今まで潜在的な魔力量に頼り過ぎていたのか最近伸び悩んでいて……。多分、ひとつの魔法に余分な魔力を練り込み過ぎることが、使える魔法の数を少なくしている原因だと思ってるんですが……」
「頭の中にくっきりとしたイメージが描けていないせいで、魔法の成立に魔力を使いすぎているのかもね。想像力を鍛えるために風景画を描いたり、歌を歌ったり、記憶から正確になにかを外に出す練習をしてみることをお勧めするわ」