魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
「それじゃ、本日はルシドシェフの腕前と、精霊様のお恵みに感謝を」
「くすぐったいなぁ。精霊様に感謝を」
苦笑するルシドと共に軽く祈ると、私たちは向かい合って食事を楽しみ始めた。
「ルシドもお坊ちゃんだったんでしょう? こんな料理どこで覚えたの?」
「そりゃあ、騎士団でですよ。どこでも見習いがやらされるのは雑用からと決まってますからね」
彼の話では、各地に遠征で赴くことの多い騎士団では、基本的に街の外で野営することが多い。なので料理スキルは必須技能であり、同僚の中でもスピーディーにじゃがいもの皮を剥ける人物は一目置かれる存在になれたのだとか。
「僕は風魔法が使えますからね。それを利用して若手たちの情け容赦のない芋剥きレースから一番に抜け出し、なんとか一足先に騎士の栄誉に浴したってわけです」
「じゃがいも騎士ってわけ?」
「まあ、言ってみれば」
わいわいとお芋片手に早剥きを競う騎士様たちが頭に浮かび、自慢げに胸を張るルシドの姿も手伝って私はついくすくすと笑ってしまった。
「くすぐったいなぁ。精霊様に感謝を」
苦笑するルシドと共に軽く祈ると、私たちは向かい合って食事を楽しみ始めた。
「ルシドもお坊ちゃんだったんでしょう? こんな料理どこで覚えたの?」
「そりゃあ、騎士団でですよ。どこでも見習いがやらされるのは雑用からと決まってますからね」
彼の話では、各地に遠征で赴くことの多い騎士団では、基本的に街の外で野営することが多い。なので料理スキルは必須技能であり、同僚の中でもスピーディーにじゃがいもの皮を剥ける人物は一目置かれる存在になれたのだとか。
「僕は風魔法が使えますからね。それを利用して若手たちの情け容赦のない芋剥きレースから一番に抜け出し、なんとか一足先に騎士の栄誉に浴したってわけです」
「じゃがいも騎士ってわけ?」
「まあ、言ってみれば」
わいわいとお芋片手に早剥きを競う騎士様たちが頭に浮かび、自慢げに胸を張るルシドの姿も手伝って私はついくすくすと笑ってしまった。