魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
「テレサ様、替えのお水を持ってまいりました。やあ、目を覚まされたんですね、よかった!」
彼は抱えていたたらいかなにかをテーブルに置くと近付いてきて、ベッドの側にザッと跪いた。
「ハクスリンゲン家のシルウィー様。この度は主を窮地から救っていただき、感謝の言葉もありません! 本当にありがとうございました。ボースウィン城の皆々に代わりまして、心からお礼を言わせていただきます」
「ええっ?」
わけも分からず私の口から間抜けな悲鳴が漏れた。やはり、彼らの方でもスレイバート様を私が助けたことに……?
(一体、何がどうなっているの?)
スレイバート様の無事に安堵しつつ、謎の事態に困惑する私に代わって、テレサ様がなにかを耳打ちすると、青年は大きく頷いた。
「ああ、そういうことでしたか。なら、あの場に居合わせた僕から、改めてあの時なにが起こったのかをご説明させていただきますね」
「ではルシド、頼むわね。私はお茶の用意をしてくるから、ゆっくりと彼女の疑問を解消して、落ち着かせてあげて」
「わかりました!」
彼は抱えていたたらいかなにかをテーブルに置くと近付いてきて、ベッドの側にザッと跪いた。
「ハクスリンゲン家のシルウィー様。この度は主を窮地から救っていただき、感謝の言葉もありません! 本当にありがとうございました。ボースウィン城の皆々に代わりまして、心からお礼を言わせていただきます」
「ええっ?」
わけも分からず私の口から間抜けな悲鳴が漏れた。やはり、彼らの方でもスレイバート様を私が助けたことに……?
(一体、何がどうなっているの?)
スレイバート様の無事に安堵しつつ、謎の事態に困惑する私に代わって、テレサ様がなにかを耳打ちすると、青年は大きく頷いた。
「ああ、そういうことでしたか。なら、あの場に居合わせた僕から、改めてあの時なにが起こったのかをご説明させていただきますね」
「ではルシド、頼むわね。私はお茶の用意をしてくるから、ゆっくりと彼女の疑問を解消して、落ち着かせてあげて」
「わかりました!」