魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
顔を見合わせた私達は……苦笑ではあったが久々の笑いを浮かべると、話すべき事情は後にしてその後ろに続いたのだった。
しばらくすると、かなり広い敷地に張り巡らされた鉄柵が見えてくる。
あれがエルマ様の別荘のようだが、彼女の言う通りその中は人々でごった返しているようだった。誰もが、不安そうな顔つきで今後のこの地の行く末について話し合っている。
「今はどこもこんな感じよ。しばらくすればボースウィン領にも人が流れていくだろうから、しっかりと受け入れの準備はしてあげた方がいいでしょうね」
「際限なしっていうわけにはいかねーだろうが、そのつもりだ。エルマ、俺は連れて来た部隊のやつらと打ち合わせがあるから、しばらく席を外す。その間、テレサとシルウィーを頼めるか?」
「構わないけど……テレサはいいとして、この子は誰なの?」
「…………俺の婚約者」
「へーえ! ほうほう……。あなたもやることはやってんのねぇ」
「じ、じゃあ、任せたからな」
しばらくすると、かなり広い敷地に張り巡らされた鉄柵が見えてくる。
あれがエルマ様の別荘のようだが、彼女の言う通りその中は人々でごった返しているようだった。誰もが、不安そうな顔つきで今後のこの地の行く末について話し合っている。
「今はどこもこんな感じよ。しばらくすればボースウィン領にも人が流れていくだろうから、しっかりと受け入れの準備はしてあげた方がいいでしょうね」
「際限なしっていうわけにはいかねーだろうが、そのつもりだ。エルマ、俺は連れて来た部隊のやつらと打ち合わせがあるから、しばらく席を外す。その間、テレサとシルウィーを頼めるか?」
「構わないけど……テレサはいいとして、この子は誰なの?」
「…………俺の婚約者」
「へーえ! ほうほう……。あなたもやることはやってんのねぇ」
「じ、じゃあ、任せたからな」