魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
――ベッドの上で、力ない四肢を投げ出しながら、日がな一日中熱に浮かされながら天井を見つめる日々。
『いいな、お菓子を食べながら、楽しそうにお話して。私なんて、味のしないようなご飯を少しだけしか食べられない。ご本を読んでいても、すぐに疲れちゃう。つまらないよ……こんなの』
――窓の外で和気藹々とお喋りする、笑顔の人々の姿に羨ましさを覚えながら。多少元気になっても、いつまた床に臥せってしまうか分からずに怯える暮らし。
(はぁ、はぁ……苦しい、苦しいよ! なんで、誰も助けてくれないの! 辛くて報われないだけだよ、生きてるなんて!)
少しでも無茶すれば表れる反動に、身体の芯から痛みが襲い、心が壊れそうになる。カヤさんの日々は、絶え間なく訪れる苦難の連続でしかなかった。
でも……。
『カヤ、ほら……今日も花、持って来てやったぞ。赤いのと、黄色いのな。ほら、キレーだろ』
『わあ、お兄ちゃん! ありがとう!』
『いいな、お菓子を食べながら、楽しそうにお話して。私なんて、味のしないようなご飯を少しだけしか食べられない。ご本を読んでいても、すぐに疲れちゃう。つまらないよ……こんなの』
――窓の外で和気藹々とお喋りする、笑顔の人々の姿に羨ましさを覚えながら。多少元気になっても、いつまた床に臥せってしまうか分からずに怯える暮らし。
(はぁ、はぁ……苦しい、苦しいよ! なんで、誰も助けてくれないの! 辛くて報われないだけだよ、生きてるなんて!)
少しでも無茶すれば表れる反動に、身体の芯から痛みが襲い、心が壊れそうになる。カヤさんの日々は、絶え間なく訪れる苦難の連続でしかなかった。
でも……。
『カヤ、ほら……今日も花、持って来てやったぞ。赤いのと、黄色いのな。ほら、キレーだろ』
『わあ、お兄ちゃん! ありがとう!』