魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
ひょっとしたら、今まで生きてきた十七年間に匹敵するかもしれない……そんな、密度の濃く、満たされた日々。
「ま、こんなもんで終わりじゃねーだろ。これからもまた、色々あんだろうさ」
「はい……」
騒動は収まるかもしれないけれど……きっとこの先にも、予想もできない様々な出来事が私たちを待ち受けているはずだ。それらがすべて楽しいこととは限らない……でも。
これからは――この人たちと一緒ならば。なにが起ころうとそれは私にとって意味のある、生きている意義を感じられるひと時となるに違いない。
「あの……これ。プレゼントです、テレサと私から」
「お……? もしかして、城の女たちが、色んなとこで配ってたやつか?」
「はい」
私はスレイバート様に、包み紙に覆われたガラス瓶入りのビスケットを手渡す――。
テレサと一緒に城の女性陣を集めた後、私たちはボースウィン領伝統となる、戦勝祈願のビスケットづくりに勤しんだ。
「ま、こんなもんで終わりじゃねーだろ。これからもまた、色々あんだろうさ」
「はい……」
騒動は収まるかもしれないけれど……きっとこの先にも、予想もできない様々な出来事が私たちを待ち受けているはずだ。それらがすべて楽しいこととは限らない……でも。
これからは――この人たちと一緒ならば。なにが起ころうとそれは私にとって意味のある、生きている意義を感じられるひと時となるに違いない。
「あの……これ。プレゼントです、テレサと私から」
「お……? もしかして、城の女たちが、色んなとこで配ってたやつか?」
「はい」
私はスレイバート様に、包み紙に覆われたガラス瓶入りのビスケットを手渡す――。
テレサと一緒に城の女性陣を集めた後、私たちはボースウィン領伝統となる、戦勝祈願のビスケットづくりに勤しんだ。