魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
『――心配すんな。こいつのことはどんなことがあろうと俺が守る』
『――絶対にひとりで王都には行かないこと……』

 そんなスレイバート様の誓いと、メレーナさんの忠告を……。

「ごめんなさい……」

 私は自らの意志で、無駄にしてしまったのだ――。
< 992 / 1,187 >

この作品をシェア

pagetop