大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?2
「向こうに滞在するのは、以前も言っていたように一か月ね。セシリアはどうする?」
 エレノアはこうやってセシリアの意見を尊重してくれる。だが、セシリアの答えは決まっていた。
「もちろん行きます!」
「セシリアならそう言うと思っていたわ。早速、準備にとりかかりましょうね」
 エレノアもほっと安心したのか、口元がゆるむ。
「お姉さま。モリスにも伝えておきますね」
「そうね。でも無理強いをしてはいけないわ」
「でも今なら、モリスがここにいなくても大丈夫なときです。収穫時期が過ぎてしまえば、さとうきびの品質も劣化してしまうので、モリスの魔法が必要ですけど」
「ま、あとはモリスの気分次第ね」
 モリスは気分屋でもあるため、むしろそれが問題だった。

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