双子パパになった不屈の自衛官は飽くなき愛で純真ママを取り戻す


「陸、海、どこに遊びにいきたい? 今日は、ふたりの行きたいところに遊びにいこう」


 質問をされたふたりは、きょとんとして答えられない。


「どこか、遊びに行きたいところはある?」


 補足をするように訊くと、突如、陸が勇信さんを指さした。


「だれー?」


 急な勇信さんへの注目にどきりとさせられる。

 ふたりにはまだ、勇信さんの存在についてちゃんと話せていない。

 どんな風に話していけばいいのかわからないまま今日を迎えてしまった。


「みずあそびのときのひとでしょ? ママのおともだち?」


 じっと勇信さんを見ていた海が私に向かって訊く。


「えっと……」

 なんと言えばいいかと思案していると、勇信さんが「そうだな」と間に入った。

「昔はお友達だったけど、今はもっと仲が良くなったかな」

 そう言われた海は「そうなの?」と私と勇信さんを見る。


 子どもたちにもわかりやすい説明の仕方に、心の中で『なるほど……』と思いながら「うん、そうだよ」と答えた。

 確かに、お友達から始まりこの子たちを授かった経緯は間違いではない。


「だから、今日はふたりとも仲良くなれたらいいなって思ってる。よろしくな」

 勇信さんにそう言われた子どもたちは「はーい!」と返事をした。

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