双子パパになった不屈の自衛官は飽くなき愛で純真ママを取り戻す
園内はアトラクションゾーンと動物公園ゾーンにわかれていて、一日では回り切れない広さ。
今日はとにかくふたりの目的であるアトラクションを回り、余力があれば他も見てみようということになった。
入場ゲートから近かったのは、海が大好きな変身する車、チェンカー のチェンカータウン。
ミニカーを模した乗り物だったり、ジオラマ模型の展示があったり、チェンカー好きな子どもにとっては堪らない空間だった。
普段はあまり興味のなさそうな陸も、海と一緒になってアトラクションを楽しんでいたから、やっぱりテーマパークには不思議な魅力がある。
チェンカータウンの中で軽い昼食をとり、そこから陸の好きな特撮ヒーローのショーを観にいくことになった。
「次の時間が、このあと三十分後にあるみたいだな」
勇信さんがスマートフォンからステージの時間を調べてくれる。
「今から行けば間に合いますかね」
パンフレットの園内マップを見ると、ヒーローショーの行われる野外ステージはアトラクションゾーンの奥側になり、動物公園ゾーンに近い。
座席を取ることも考えると、少し離れているし早めに移動したいところだ。
「そうだな、向かおう」
相変わらず、陸と海は私を真ん中に左右で手を繋いでいる。
私たちを先導するように勇信さんが歩き始めたのについていくと、陸がぐんと繋いだ私の手を引っ張った。