双子パパになった不屈の自衛官は飽くなき愛で純真ママを取り戻す


「今日は、ありがとうございました。ふたりとも、こんなに楽しい休日は初めてだったと思います」


 出がけは勇信さんと打ち解けられるか気がかりだったけれど、帰りにはだいぶ懐いていた。

 腕ブランコしてもらっていたときの、喜んだふたりの表情が忘れられない。


「こちらこそ。実は、結構緊張してたんだ。子どもは繊細だから、受け入れてもらえるか心配だった」


 勇信さんにとっても初めての子どもたちと交流。我が子とはいえ、生まれてから数年間離れていたのだ。まったく緊張しないわけない。

 もし自分が彼の立場だったら……もしかしたら今日のように子どもたちと打ち解けられたかわからない。


「勇信さんは、子どもはお好きですか? そういえばそういう話、したことなかったから」


 昔、彼とそんな話をした記憶はない。

 多くの話をするほどの時間が私たちにはなかった。


「確かにそうだな、子どもが好きか嫌いかなんて話したことなかった。子どもは好きだよ。自分の子は格別」


 ふっと笑った勇信さんは、またルームミラーから子どもたちに目を向ける。

< 165 / 201 >

この作品をシェア

pagetop