双子パパになった不屈の自衛官は飽くなき愛で純真ママを取り戻す
「やっぱり、パパだったの……?」
黙っていた海が、じっと勇信さんの顔を見つめて訊いた。
「おじちゃんが、パパなのかなっておもったから」
四人でテーマパークに遊びに行ったときの出来事を思い出す。海が勇信さんのことを『パパみたい』と言っていた。
パパがいなかったこの子たちの、憧れのパパ像としてあの日の勇信さんが目に映ったのだと思う。
「パパなの? じゃあ、いままでどこいってたの? ずっといなかったよ!」
陸はどこか怒ったような、抗議するような声で勇信さんに疑問をぶつける。
「違うの、陸。それはママが──」
思わず弁解したくなって横から口を出すと、勇信さんが「希穂」と優しい声音で私を止めた。
「今まで、離れててごめん。パパ、お仕事でずっと遠いところにいたんだ」
陸は「おしごとって?」と引き下がらない。