双子パパになった不屈の自衛官は飽くなき愛で純真ママを取り戻す
「おいおい、ゲリラ豪雨かー?」
長谷川さんがスマートフォンを手に天気を調べ始めた。
夏場になると毎年何度かは局地的なゲリラ豪雨に襲われる。線状降水帯などが発生すると災害級の大雨となり、被害が出ることも珍しくない。
歓迎会も中盤に差し掛かってきた頃、再び入り口付近が騒々しく視線を奪われる。
スタッフが慌ただしく入り口に集まっていて、ドアを開けてなにかしている。
どこからか「浸水だって!」などという声が聞こえ、私たち歓迎会のテーブルも異変に反応し始める。
テーブル内で「雨やばいのか」という話題が出、それぞれの帰り道も心配されることから、残り時間一時間を切ったところで歓迎会はお開きにすることとなった。
お店の入り口を出ていくと、思わず驚きで「わっ」と声が出てしまう。
一階から地下へは階段で降りる造りとなっている店舗の入り口周辺は、階段を流れてきた雨水で浸水気味。
地下一階の店舗前ではモップを使って水をはけ、階段を上がった一階入り口には緊急で土嚢が置かれていた。
外は変わらず激しい雨が続き、遠くが水しぶきで白くなって見えないほどだ。