双子パパになった不屈の自衛官は飽くなき愛で純真ママを取り戻す


 ここのお店はアルコールメニューも充実していて、気になるお酒が次々と目に留まる。


「じゃあ……この、フルーツポンチサワーにしてみます」

「オッケー、じゃあ先に注文しよう」


 ドリンクが決まると、砂羽さんがスタッフを呼んでオーダーを済ませてくれる。一緒に料理も数点選んだ。


「改めてだけど、今日は時間を作ってもらってありがとう」


 オーダーを取ったスタッフが去ると、砂羽さんのほうから話題を切り出す。


「いえ、こちらこそ。なんか、逆に気を使わせてしまったなと、連絡先を残したせいで。すみませんでした」

「なぜ謝るの? 俺は連絡がついて良かったと思ってるし、木佐貫にも機転がきいたと褒めたくらいだけど」


 砂羽さんは端整な顔に微笑を浮かべる。


「え、そうなんですか?」


 それはどういう意味だろう?

 黙って考えているところに、ドリンクが運ばれてくる。

 砂羽さんの前に生ビール、私の前にフルーツポンチサワーが置かれた。

 フルーツポンチサワーは中にごろごろと果実が入っている。パイナップル、キウイ、みかん、いちごなど、見た目もきれいで豪華だ。

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