双子パパになった不屈の自衛官は飽くなき愛で純真ママを取り戻す
なんでも乗れるなんてどうして思えたのだろう……。
「冴島さん、大丈夫?」
「大丈夫です、すみません……」
このテーマパークで絶叫系と言われている乗り物に三つ乗ったところで、私はひとりギブアップ。近くに設置されているベンチに座り込んだ。
砂羽さんだけでなく、木佐貫くんも瑠南ちゃんも心配そうに「大丈夫ですか?」と私を囲む。
付き添いできているのに、場の空気を悪くしてしまった。
「ごめんね、大丈夫。少し休んでいるので、遊んでてもらえると……」
私に付き添って大事な時間を割かせてしまうのは申し訳ない。
砂羽さんもふたりに「あとで合流するから」と言ってふたりには引き続き遊んでもらうように言ってくれた。
ふたりきりになると、砂羽さんは「ちょっと待ってて」とその場を離れる。すぐに戻ってきて、ミネラルウォーターのペットボトルを手渡してくれた。
「すみません、ありがとうございます」
「気分が落ち着くまで、無理しないで」
「はい……すみません、なんでも乗れるなんて言っておいて、ぜんぜんダメで」
情けないと思うと自然と声の調子も落ちてきて、暗い話し方になってくる。
そんな私を砂羽さんはははっと笑った。