双子パパになった不屈の自衛官は飽くなき愛で純真ママを取り戻す
夕方に会ってから、もう数時間が経っている。時間の経過を気にする間もない充実した時間だった。
「初めて約束して会った日、また会えたらって思って。次にもう一度会ったら、もっとまた会いたいって思って、今日誘わせてもらって……」
目を伏せた彼の整った横顔に、吸い込まれるように見入る。じっと見ていると、砂羽さんが私に目を向けた。
「会うたびに、その気持ちが増してく。これから先も、一緒の時間を過ごしてもらえませんか?」
それはどういう意味なのか。どういう間柄として?
言葉を見つけられず訊けずにいると、砂羽さんが私の手をそっと取った。
「好きです、あなたのことが」
ストレートにぶつけられた言葉に胸を打ちぬかれたかと思った。
瞬きを忘れて砂羽さんを見つめる。息がうまくできていないかもしれない。
砂羽さんは真摯な眼差しで私の答えを待っている。
握られた手に、そっともう片方の手を添えた。
「嬉しいです……信じられない」
言葉を選ばず出てきた率直な思い。
砂羽さんはふっと表情を緩め、薄い唇に笑みをのせた。
「私も、砂羽さんにお会いできるのが毎回楽しみでした。今日も、まさかクリスマスイブにお誘いをしてもらえるとは思わず……すごく、嬉しかった」