推し活スポンサー公爵との期限付き婚約生活〜溺愛されてるようですが、すれ違っていて気付きません〜
(美男美女の夫婦になるのね。素敵だわ……!)

しかしミシュリーヌの予想とは違い、両親と兄のエーワンが何度確認しても手紙はミシュリーヌ宛てだったというわけだ。

(どう見てもわたしの名前が書かれているわ……でもどうして?)

侍女に呼ばれた両親と兄のエーワンが慌てた様子でやってきた。
三人も何度何度も手紙を確認した後に目を合わる。
沈黙が流れ続けていたが、父が呟くように言った。


「何故……ミシュリーヌを選ぼうと思ったんだ?」

「クロエじゃないの? どういうことかしら」

「ミシュリーヌ宛て……本当に?」

「さぁ……わかりません」


両親とエーワンの問いかけに答えるようにミシュリーヌは首を横に振る。
何故ミシュリーヌなのか、本人が一番疑問だからだ。

まさかと思うが……クロエとミシュリーヌを間違えたんじゃないか?」

「その可能性はありそうね。でも似た名前じゃないから間違えることまないと思うけど。エーワン、どう思う?」

「あの真面目なレダー公爵がこんなミスするとは思えないんだが……」

「「「…………」」」


エーワンの言葉に三人は押し黙ってしまう。
確かにあのオレリアンがこんなミスをするとは考えずらい。
ミシュリーヌは父に問いかける。
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