Devil's Night
 
 ハッと我に返った。


「ウソよ。こんなの、私じゃない」


 嫌悪感に震えながら首を振った。


 カイの手が肩から離れ、同時に、モニターの映像が消える。それでもまだ心臓が、ドクンドクンと脈打っていた。


「おまえは変わった。あの男に出会ったせいで」


 カイが長いまつ毛を伏せる。


「だから僕も変わろうと努力した。今の美月に愛されるために」


 そう言った後、カイは自嘲するように冷たく笑った。


「けど、それはムダなことだとわかったよ」


 カイの言っていることは全く理解できなかったが、自分の気持ちだけはハッキリ伝えておくべきだと思い、私は声をひそめて本心を吐き出した。


「私、怖いの。人を殺して平気でいられるあなたが」


ふるえながらも、きっぱりと言ってカイを見た。


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