Devil's Night
 
 私の言葉が終わらないうちに、カイが覆い被さってきた。


「やっ……」


 玄関の床に押し倒される。


「鍵は?」


 馬乗りになったカイに、真上から詰問された。


 鍵のありかはわかっている。寝室のクローゼットの棚。けれど、その場所は死んでも言わないと決め、首を振った。


「鍵なんてない」
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