落ちこぼれ見習い聖女は、なぜかクールな騎士様に溺愛されています?〜これ以上、甘やかされても困ります〜
釣書ってあの!? お見合いとかに使うあの!?
「まだ非公開なのですが、どこからか貴方が真の聖女だと聞きつけて、これを送りつけてきました。元々聖女を手に入れたい貴族は多いのですが、貴方はまた特別です。……ふう」
大聖女様は指を頬に当てて、困惑した表情で大きく息を吐く。私は啞然として何も言えなかった。
「安心して。ここから選べという訳ではありません。一応、届いたので見てもらったのです」
「はい……」
「聖女の結婚は、王族も介入できないことを知っていますか?」
「えっ、いえ……」
私が首を横に振ると、大聖女様は少し微笑んでから語り始めた。
「昔、聖女を手に入れたい王家の者が、権力に物を言い無理矢理聖女と婚姻を結びました。意にそぐわぬ結婚をしたその聖女の魔力は、どんどん弱化したのです。それも一人、二人の話では無かった」
「え、弱化!? どうしてですか?」
「聖属性の魔力は他の魔力と違い、精神に直結しています。心の安寧や愛する心こそが、最大限その能力を発揮できるのです」
「愛する心……」
「加齢と共に徐々に弱化は起こるものですが、急激な弱化はとても危険なのです。そして最悪の場合……死に至る。そういった報告もあるそうです」
私は大聖女様の言葉に息を呑んだ。
「それからは貴重な聖女を保護する為に、聖女の結婚には王族すらも介入できなくなりました」
「そうなんですね……」
「アイリス、貴方もそうではありませんか? 貴方の魔力が弱化した時、何か思い当たることはありませんか? まぁ貴方の場合は、魔力抑制魔法の影響もあったのかもしれませんが」
「大聖女様、ご存知だったんですか!?」
「えぇ、実は魔術師団長様から話は伺っていたのです。魔法を使った疑わしい者が神殿にいるかもしれないから、貴方を気にかけて欲しいと。だから貴方の魔力が弱化した時、他の者から遠ざけた方がいいと考えたのです」
「まだ非公開なのですが、どこからか貴方が真の聖女だと聞きつけて、これを送りつけてきました。元々聖女を手に入れたい貴族は多いのですが、貴方はまた特別です。……ふう」
大聖女様は指を頬に当てて、困惑した表情で大きく息を吐く。私は啞然として何も言えなかった。
「安心して。ここから選べという訳ではありません。一応、届いたので見てもらったのです」
「はい……」
「聖女の結婚は、王族も介入できないことを知っていますか?」
「えっ、いえ……」
私が首を横に振ると、大聖女様は少し微笑んでから語り始めた。
「昔、聖女を手に入れたい王家の者が、権力に物を言い無理矢理聖女と婚姻を結びました。意にそぐわぬ結婚をしたその聖女の魔力は、どんどん弱化したのです。それも一人、二人の話では無かった」
「え、弱化!? どうしてですか?」
「聖属性の魔力は他の魔力と違い、精神に直結しています。心の安寧や愛する心こそが、最大限その能力を発揮できるのです」
「愛する心……」
「加齢と共に徐々に弱化は起こるものですが、急激な弱化はとても危険なのです。そして最悪の場合……死に至る。そういった報告もあるそうです」
私は大聖女様の言葉に息を呑んだ。
「それからは貴重な聖女を保護する為に、聖女の結婚には王族すらも介入できなくなりました」
「そうなんですね……」
「アイリス、貴方もそうではありませんか? 貴方の魔力が弱化した時、何か思い当たることはありませんか? まぁ貴方の場合は、魔力抑制魔法の影響もあったのかもしれませんが」
「大聖女様、ご存知だったんですか!?」
「えぇ、実は魔術師団長様から話は伺っていたのです。魔法を使った疑わしい者が神殿にいるかもしれないから、貴方を気にかけて欲しいと。だから貴方の魔力が弱化した時、他の者から遠ざけた方がいいと考えたのです」