落ちこぼれ見習い聖女は、なぜかクールな騎士様に溺愛されています?〜これ以上、甘やかされても困ります〜
「え、私にですか!? ありがとうございます! キレイ……」
急にどうしたんだろうと疑問に思ったが、嬉しいので素直に受け取った。
「俺はいまいち、女性の心理などに疎く、君を喜ばせる方法を知らない……」
ライオネル様が自分の前髪を触りながら、肩を落とし自信無さげに言う。こんな姿を見るのは初めてだ。
「エリゼに怒られて……」
「エリゼ?」
そこで私は、エリゼに両思いになったと報告をしたことを思い出した。その時プロポーズまでの経緯をかいつまんで話した。
きっとそのことでエリゼに何か言われたのかな……?
「そんなこと気にしなくても大丈夫ですよ。私、ライオネル様がそばにいてくれるだけで、最高に嬉しいんですから」
それは私の正直な気持ちだ。この花束も、髪飾りも大切な宝物だけど、生きて、そばにいてくれる、それ以上の幸せはないのだから。
「俺もだ。俺も、君と一緒にいられることが嬉しい。……愛してる」
蕩けるような笑顔で見つめられ、胸が震えてくる。眩しくて、これ以上は目を合わせていられず視線を落とす。
展望台に来たのにさっきから地面ばかり見てる気がするわ、と考えていると、ふいに頬に彼の指先が触れた。
「アイリス、君からも聞かせてほしい」
「え……、わ、わた……し……も、あ、愛してます……」
声が震える。恥ずかしくて、全身が燃えるように熱い。
「ふっ、よく出来ました」
耳元に低音の声が甘く響く。驚いて顔を上げると、月のような瞳に囚われて目が離せない。
クールな騎士様は今日も甘すぎる……。
近づく気配に瞼を閉じると、甘いバラの香りを乗せた風が私の頬を優しく撫でた。
急にどうしたんだろうと疑問に思ったが、嬉しいので素直に受け取った。
「俺はいまいち、女性の心理などに疎く、君を喜ばせる方法を知らない……」
ライオネル様が自分の前髪を触りながら、肩を落とし自信無さげに言う。こんな姿を見るのは初めてだ。
「エリゼに怒られて……」
「エリゼ?」
そこで私は、エリゼに両思いになったと報告をしたことを思い出した。その時プロポーズまでの経緯をかいつまんで話した。
きっとそのことでエリゼに何か言われたのかな……?
「そんなこと気にしなくても大丈夫ですよ。私、ライオネル様がそばにいてくれるだけで、最高に嬉しいんですから」
それは私の正直な気持ちだ。この花束も、髪飾りも大切な宝物だけど、生きて、そばにいてくれる、それ以上の幸せはないのだから。
「俺もだ。俺も、君と一緒にいられることが嬉しい。……愛してる」
蕩けるような笑顔で見つめられ、胸が震えてくる。眩しくて、これ以上は目を合わせていられず視線を落とす。
展望台に来たのにさっきから地面ばかり見てる気がするわ、と考えていると、ふいに頬に彼の指先が触れた。
「アイリス、君からも聞かせてほしい」
「え……、わ、わた……し……も、あ、愛してます……」
声が震える。恥ずかしくて、全身が燃えるように熱い。
「ふっ、よく出来ました」
耳元に低音の声が甘く響く。驚いて顔を上げると、月のような瞳に囚われて目が離せない。
クールな騎士様は今日も甘すぎる……。
近づく気配に瞼を閉じると、甘いバラの香りを乗せた風が私の頬を優しく撫でた。

