落ちこぼれ見習い聖女は、なぜかクールな騎士様に溺愛されています?〜これ以上、甘やかされても困ります〜
彼女は傷跡の残る腕を動かして確認している。
「あれ……、動かしても痛くないわ」
奥さんの言葉を聞いた旦那さんが声を上げた。
「本当か!? 本当に痛くないんだな!?」
「えぇ。見た目はあまり変わってないけど、痛みだけスッと消えたような感じなの」
「そうか、良かった。本当に良かった……。聖女さん……、いや聖女様、ありがとうございました」
旦那さんが深々と私に頭を下げた。それに続いて奥さんも頭を下げる。私は恐縮してしまって、両手を振った。
「いえいえ、少しでもお役に立てたなら良かったです」
そして二人は笑顔で神殿を後にした。
遠ざかる背中を見つめていると、隣にいたライオネル様がぼそりと呟いた。
「お人好しだな」
「そうでしょうか? 聖女ですから当然ですよ、まだ見習いですが。でも……役に立てて良かったです」
「他の聖女ならそこまではしないと思うが。君は少し……、まぁ、君らしいか」
そう言って優しく微笑んだライオネル様を見て、心臓が音を立てる。
破壊力がっ、破壊力がホント半端ないんですってば!
「あ、先程は助けてくださってありがとうございました」
「また騒ぎに巻き込まれていて驚いたな」
「あ、あはは……そうですかね……?」
笑って誤魔化したが、心当たりが多過ぎる。……気を付けよう……。
「ライオネル様は今日は神殿にどのようなご要件で?」
「あれ……、動かしても痛くないわ」
奥さんの言葉を聞いた旦那さんが声を上げた。
「本当か!? 本当に痛くないんだな!?」
「えぇ。見た目はあまり変わってないけど、痛みだけスッと消えたような感じなの」
「そうか、良かった。本当に良かった……。聖女さん……、いや聖女様、ありがとうございました」
旦那さんが深々と私に頭を下げた。それに続いて奥さんも頭を下げる。私は恐縮してしまって、両手を振った。
「いえいえ、少しでもお役に立てたなら良かったです」
そして二人は笑顔で神殿を後にした。
遠ざかる背中を見つめていると、隣にいたライオネル様がぼそりと呟いた。
「お人好しだな」
「そうでしょうか? 聖女ですから当然ですよ、まだ見習いですが。でも……役に立てて良かったです」
「他の聖女ならそこまではしないと思うが。君は少し……、まぁ、君らしいか」
そう言って優しく微笑んだライオネル様を見て、心臓が音を立てる。
破壊力がっ、破壊力がホント半端ないんですってば!
「あ、先程は助けてくださってありがとうございました」
「また騒ぎに巻き込まれていて驚いたな」
「あ、あはは……そうですかね……?」
笑って誤魔化したが、心当たりが多過ぎる。……気を付けよう……。
「ライオネル様は今日は神殿にどのようなご要件で?」