戦火に散った町娘は、敵国の皇太子に奪われて
「イレーネ……俺を愛してくれ。」

熱を帯びた声とともに、アレクが私の中へと深く入ってくる。

「ああっ……!」

全身を貫く衝撃。

波のように押し寄せては引いていく快感に、私は何度も身体を震わせた。

「はぁ……イレーネ……」

荒い吐息の合間に呼ばれる名前。

その一言一言から、アレクの気持ちがまっすぐに伝わってくる。

「アレク……私のアレク……」

彼の瞳が、私を強く捉えて離さない。

ずっと、ただ私だけを見つめている。

その視線に包まれるだけで、体の奥まで熱くなっていく。

「……受け取ってくれ。」

低い声とともに、最後の波が押し寄せた。

「っ……!」

そして、ドクンと熱が放たれ、私の奥を満たしていく。

それはアレクのすべて――彼の愛そのものだった。
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