ひまわりみたいなあなたにもう一度恋をする~再会したのは元不良の同級生~
◇
翌朝、ベッドで眠っていた美織は正宗に抱き締められた状態で目を覚ました。
(そうか。私、昨日あのまま……)
ようやく想いが通じ合ったから、なんだか離れがたくなってしまって、そのまま正宗の家に泊まったのだった。
夢のような時間だった。目が覚めても頭の一部がふわふわしていて、微睡の中にいる心地がする。
「おはよう、美織」
「お、おはよう。正宗くん」
美織が起きていることに気づいた正宗から額にキスをされる。
昨日あれだけ正宗の名前を呼び続けたというのに、まだ慣れない。
「お腹空いてるよな。先に起きて朝飯を用意しておくから、着替えたらリビングまでおいで」
正宗は美織の頭をひと撫ですると、ベッドから起きて上がりひと足先にリビングへ向かった。
美織はぼんやりする頭を無理やり起こしながら、昨日脱いだ服をひとつひとつゆっくり身につけていった。
「改めて……合格おめでとう」
「うわあ!」
言われた通りリビングに行くと、美味しそうな朝食と一緒にケーキとひまわりの花束がテーブルに置いてあった。
「どうやって買ったの?」
季節外れのひまわりの花束を用意するのは至難の業だろう。
「秘密」
正宗は得意げにそう言うと、美織に花束を持たせ頬にキスを贈る。
季節外れのひまわりがふたりを見守るように、ふわりと揺れた。
おわり


