手を握ってくれたあなたともう一度
すぐにリアラを見上げるゼス。
「な、に、して・・・っ!!!」
リアラは護身用として持っていたナイフを右手に持っていた。
「最初から、こう、すれば・・・よかったんだっ」
涙を流しながらリアラは両手でナイフを持ち直す。
「やめろ!リアラ!」
サザネが叫びながらリアラに纏う黒い霧に炎をぶつけるが、霧が濃いため炎が消えてしまう。
何度も何度も発動させるが結果は同じだった。
「もう、誰も、傷つけたくない・・・っ、失いたく、ないのっ・・・」
「俺たちは傷ついていない!大丈夫だ!だから!!!」
「みんなを、守る・・っ!」
ゼスの叫びも空しく、リアラは自分の腹部にナイフを突き刺した。
「ぅっ・・・」
「リアラー!!!!」
ナイフを腹部から抜いたリアラは口の端から血を流し、
震える両手でもう一度、ナイフを持ち直した。
「させるか!」
ナイフめがけてありったけの魔力を込めて炎を発動させたサザネ。
その炎は黒い霧を消滅させながらリアラの持っているナイフに届いた。
「な、に、して・・・っ!!!」
リアラは護身用として持っていたナイフを右手に持っていた。
「最初から、こう、すれば・・・よかったんだっ」
涙を流しながらリアラは両手でナイフを持ち直す。
「やめろ!リアラ!」
サザネが叫びながらリアラに纏う黒い霧に炎をぶつけるが、霧が濃いため炎が消えてしまう。
何度も何度も発動させるが結果は同じだった。
「もう、誰も、傷つけたくない・・・っ、失いたく、ないのっ・・・」
「俺たちは傷ついていない!大丈夫だ!だから!!!」
「みんなを、守る・・っ!」
ゼスの叫びも空しく、リアラは自分の腹部にナイフを突き刺した。
「ぅっ・・・」
「リアラー!!!!」
ナイフを腹部から抜いたリアラは口の端から血を流し、
震える両手でもう一度、ナイフを持ち直した。
「させるか!」
ナイフめがけてありったけの魔力を込めて炎を発動させたサザネ。
その炎は黒い霧を消滅させながらリアラの持っているナイフに届いた。