手を握ってくれたあなたともう一度
「ミツノたちの合流までもたせるしか」
ゼスは腰に携えていた剣を構え、黒いモヤに切りかかった。
人のような形にも見えるがあれは悪魔だろうか。
そんなことを考えながらゼスは剣を横に払い突風を巻き起こす。
こんなことで時間が稼げるか分からないがやるしかなかった。
次々と剣を振りかざしては風を送る。
直接触れることが出来ないだけで、かなり戦いづらく、苦戦していた。
幸い黒いモヤは次の体を探しているのかその場から離れずゼスたちの様子を伺っているように見えた。
「ゼス!」
次の一手を考えているとき、マヒリの声が聞こえた。
マヒリはゼスの横に移動する。
「サザネがかなり頑張ってくれたみたいで、もう少ししたらミツノたちもこっちに来れると思うよ」
「そうか」
返事をするとゼスは手短に今の状況をマヒリに説明する。
「なるほどね。時間稼ぎってことか」
ちらりと神父がいるほうをマヒリは見る。
まだ完成には時間がかかりそうだった。
「やりますか」
ゼス、マヒリはそれぞれ構えると黒いモヤに攻撃を仕掛けた。
ゼスは腰に携えていた剣を構え、黒いモヤに切りかかった。
人のような形にも見えるがあれは悪魔だろうか。
そんなことを考えながらゼスは剣を横に払い突風を巻き起こす。
こんなことで時間が稼げるか分からないがやるしかなかった。
次々と剣を振りかざしては風を送る。
直接触れることが出来ないだけで、かなり戦いづらく、苦戦していた。
幸い黒いモヤは次の体を探しているのかその場から離れずゼスたちの様子を伺っているように見えた。
「ゼス!」
次の一手を考えているとき、マヒリの声が聞こえた。
マヒリはゼスの横に移動する。
「サザネがかなり頑張ってくれたみたいで、もう少ししたらミツノたちもこっちに来れると思うよ」
「そうか」
返事をするとゼスは手短に今の状況をマヒリに説明する。
「なるほどね。時間稼ぎってことか」
ちらりと神父がいるほうをマヒリは見る。
まだ完成には時間がかかりそうだった。
「やりますか」
ゼス、マヒリはそれぞれ構えると黒いモヤに攻撃を仕掛けた。