手を握ってくれたあなたともう一度
「トルア、リアラの様子は?」
サザネをゆっくり座らせながらトルアに問いかけるゼスであったが、その表情は暗かった。
「ナチさんがずっと頑張ってくれているのだが・・・」
下唇を噛み、悔しそうに俯くトルア。
「そんな・・・リアラちゃん!」
マヒリが声をかけるがリアラはピクリとも動かない。
「ナチ、間に合わなかったのですか」
「ロゼ様が黒い霧と彼女を引き離してすぐに力を発動させました。
ですが、もしかしたら心臓がとまって5分以上が経っていたのかもしれません・・・」
話しながらもナチはずっとリアラの胸に両手を重ね、力を発動させていた。
「リアラ、嫌だよ、俺。死ぬなよ!!
またお祭り行こうって昨日約束したじゃねぇか!!」
リアラの顔を覗き込みながら声をかけるミツノ。
「そうだよリアラちゃん!またみんなで行こうって約束したじゃん!」
目に涙を溜めながらリアラに話しかけるマヒリ。
「リアラ・・ッ」
苦しそうに名前を呼ぶサザネ。
「・・ッ・・うっ・・」
溢れでる涙を拭うこともせず、リアラの顔を見つめるトルア。
サザネをゆっくり座らせながらトルアに問いかけるゼスであったが、その表情は暗かった。
「ナチさんがずっと頑張ってくれているのだが・・・」
下唇を噛み、悔しそうに俯くトルア。
「そんな・・・リアラちゃん!」
マヒリが声をかけるがリアラはピクリとも動かない。
「ナチ、間に合わなかったのですか」
「ロゼ様が黒い霧と彼女を引き離してすぐに力を発動させました。
ですが、もしかしたら心臓がとまって5分以上が経っていたのかもしれません・・・」
話しながらもナチはずっとリアラの胸に両手を重ね、力を発動させていた。
「リアラ、嫌だよ、俺。死ぬなよ!!
またお祭り行こうって昨日約束したじゃねぇか!!」
リアラの顔を覗き込みながら声をかけるミツノ。
「そうだよリアラちゃん!またみんなで行こうって約束したじゃん!」
目に涙を溜めながらリアラに話しかけるマヒリ。
「リアラ・・ッ」
苦しそうに名前を呼ぶサザネ。
「・・ッ・・うっ・・」
溢れでる涙を拭うこともせず、リアラの顔を見つめるトルア。