私だって守られてばかりじゃありません!
そして1年がたったある日のこと。
私は、あのことについて聞いてみようと思った。

「ねぇねぇ、あまねっち!去年の今頃のこと聞いてもいい?」

唯一の友達、いや、親友に嫌われるようなことはしたくないと思い、そう聞いた。

「うん!いいよ!だって私の唯一の親友だもん」

あまねっちも言っていることと心の声がいつも一致しているから、あまねっちの前だけ読心するのは怖くないんだ!

「どうしてあの時、諦めたような表情して、公園にいたの?」

あまねっちは、はっとした表情していた。

聞いたらだめだったかな…?

「ごめん。話さな」

「わかった。話すね」

「いいの?」

「うん。私がさっきいいよって言ったし。だけど、私の過去を聞いても、離れていかないって約束、して欲しい。それと、これから話すことは誰にも言わないで。」

「わかった。約束する。だから、教えてほしい。」

あまねっちのことを聞いてから、私の過去も話したい。





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