私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!
「あれ? 瑞稀くん……?」

 薄暗く、しーんと静まり返った部屋の中に、瑞稀くんの姿はなかった。
 代わりに、開けっぱなしの窓から風が吹き込み、カーテンをゆらゆら揺らしている。
 もしかして瑞稀くん、私と一緒にいるのが嫌で、この窓から逃げ出してしまったのかな……?
 それとも、私がお風呂に入っている間に、何者かが瑞稀くんを連れ去ってしまったとか⁉

「どっ……、どうしよう⁉」
< 59 / 215 >

この作品をシェア

pagetop