ジュエル♡ハント~治癒王子は愛しの彼女を過保護に守る~
ウソではない。
先生は嫌な笑みで私のことをジロジロ見ている。
「大丈夫だから!これは幻覚、って思って気にせず俺が動くから」
「ふっ無駄だよ……俺の幻覚は五感全てを支配する。幻覚が見えるというよりは、幻覚の空間にお前が放り込まれているイメージだ」
「実際、お前は今蛇が足に巻き付いている感触、手を切られて流血している感触があるんじゃないか?」
そんなことしているなんて……ひどい!
「お嬢ちゃんが俺に都合の悪い存在なのはわかった。だが……」
「そういうジュエルは底なしに使えるわけじゃないだろう?俺はこう見えてジュエルの教師だ。そういう知識は豊富にある」
「さぁて、俺とお嬢ちゃん……どっちのジュエルが尽きるのが先かねぇ?子どもが大人に勝てるかねぇ?」
確かにそうだ……日向くんがいるとはいえ……恐らくこのままジュエルを使い続けると私が先に力尽きる。
なんとか……なんとかしないと……!