ジュエル♡ハント~治癒王子は愛しの彼女を過保護に守る~



「そんなことまで……話していいんですか?」

「ふんっいいさ、暇つぶしだ。お前らが力尽きるまでのな」



ハハハッと笑っている。本当に気分が悪い。

ただそろそろマズいのも事実……日向くんが朦朧としてきている……



「俺は置いていっていいから、なんとか逃げて」

「そんなことしないよ!それより回復止めて!自分に使って!」



マズい!日向くんが意識を失っちゃう……!



「ふっ教えてやるよ……そいつにはな、ずっとお嬢ちゃんが苦しんで回復を必要としている幻覚を見せていたんだよ」

「なっ!?」

「治癒はわずかだが温かい空気を出すからな、職業柄かそいつが回復持ちなのはすぐにわかったぜ」

「そして、お嬢ちゃんを守る気持ちが強いのもな。存分に利用させてもらったよ。本物のお嬢ちゃんと幻覚のお嬢ちゃん、両方回復しているんだからな、消耗が早いに決まっているさ」


< 140 / 165 >

この作品をシェア

pagetop