僕の愛しい泥棒娘
すると“公爵様お待ちください!“と言う侍女
長の焦った声が聞こえたと思ったらドアがバ
ーンと開けられて
「リーヌ~~」
と言って父親のルシアーノ公爵が飛び込んで
きた。
父親は母親の横に座ると、母親の体を撫で
回して
「どこもけがはない?毒蛇だと聞いた。
まさか嚙まれてはいないだろうね」
「もうあなたいい加減にして、皆がいるのよ
私が毒蛇ごときに負けると思っているの。
見損なわないで瞬殺よ」
「そうなのルシア、リーヌってすごいのよ。
蛇の頭をわし掴みにして短剣で串刺しに
したのよ。その間10秒もなかったわ」
「「わし掴み?」」
とアウスレッドとルシアーノ公爵の声がはも
る。
「母上、素手で毒蛇を掴んだんですか?
無謀もいいとこですね。もう少し考えてから
行動して下さいよ。父上も言葉を失くしてま
すよ」
アウスレッドは呆れて母親をにらみつけた。
父親は言葉もなく母親を抱きしめている。
「リーヌが死んだら僕は生きていけないんだ
から、その辺ちょっと考えてくれれば助かる
んだけど」
と情けない事を言っている。
「でもリーヌがいてくれて助かった。アン
一人の時だったらと思うと生きた心地がしな
いよ。紅茶に入れられたのは、ただの下剤だ
ったんだけど、本命はこっちの方だなどう思
うユリウス」
国王のガバンザリム・エクスポリア陛下と王
妃のアンリエッタは、大変仲が良くアウスレ
ッドの両親ともそれぞれが信頼し合っている
のだ。そして、プライベートでは皆愛称で呼
び合っている。
長の焦った声が聞こえたと思ったらドアがバ
ーンと開けられて
「リーヌ~~」
と言って父親のルシアーノ公爵が飛び込んで
きた。
父親は母親の横に座ると、母親の体を撫で
回して
「どこもけがはない?毒蛇だと聞いた。
まさか嚙まれてはいないだろうね」
「もうあなたいい加減にして、皆がいるのよ
私が毒蛇ごときに負けると思っているの。
見損なわないで瞬殺よ」
「そうなのルシア、リーヌってすごいのよ。
蛇の頭をわし掴みにして短剣で串刺しに
したのよ。その間10秒もなかったわ」
「「わし掴み?」」
とアウスレッドとルシアーノ公爵の声がはも
る。
「母上、素手で毒蛇を掴んだんですか?
無謀もいいとこですね。もう少し考えてから
行動して下さいよ。父上も言葉を失くしてま
すよ」
アウスレッドは呆れて母親をにらみつけた。
父親は言葉もなく母親を抱きしめている。
「リーヌが死んだら僕は生きていけないんだ
から、その辺ちょっと考えてくれれば助かる
んだけど」
と情けない事を言っている。
「でもリーヌがいてくれて助かった。アン
一人の時だったらと思うと生きた心地がしな
いよ。紅茶に入れられたのは、ただの下剤だ
ったんだけど、本命はこっちの方だなどう思
うユリウス」
国王のガバンザリム・エクスポリア陛下と王
妃のアンリエッタは、大変仲が良くアウスレ
ッドの両親ともそれぞれが信頼し合っている
のだ。そして、プライベートでは皆愛称で呼
び合っている。