甘く苦く君を思う
忙しそうな彼と平日休みの私とのやりとりはもっぱらメッセージになっていたが、会えない時間を埋めるように彼からは毎日欠かさず連絡が来ていた。私も彼に会えない寂しさを紛らわすように、何気ない一コマをメッセージで送りあっていた。
彼の仕事は何をしているのかいまだによくわからない。
何度か彼の仕事について聞いてみたことがある。
ホテル業界で働いていると言っていたが、それ以上のことはわからない。
私の働くパティスリーの先にはいくつかのホテルが軒を並べているのでそのどこかなのだろうと思う。でもこの話を続けようとすると何故かはぐらかされてしまう気がする。彼は家族のことも仕事のこともあまり話したがらない。他のことはいくらでも教えてくれるのに。
それに私が家族の話をするたびに「いいな」と何度も伝えてくれ、そんな家族になりたいと話す。
まるで将来の話をしているようで、その度に私の胸は温かいものに包まれているようだった。
【次の金曜と土曜の休みが取れました】
彼から随分前から言われていた休みがようやく確定したことを報告すると、すぐによかったと返信がきた。
1泊の小旅行に誘われていたのだ。
お互いの休みを考えるというか1泊しかできないので近郊を選ぶことになるが、任せてと言われる。
きっと彼は職業柄いいところを知っているのだろうと思い、あまり深くは突っ込まず当日を楽しみにした。
彼の仕事は何をしているのかいまだによくわからない。
何度か彼の仕事について聞いてみたことがある。
ホテル業界で働いていると言っていたが、それ以上のことはわからない。
私の働くパティスリーの先にはいくつかのホテルが軒を並べているのでそのどこかなのだろうと思う。でもこの話を続けようとすると何故かはぐらかされてしまう気がする。彼は家族のことも仕事のこともあまり話したがらない。他のことはいくらでも教えてくれるのに。
それに私が家族の話をするたびに「いいな」と何度も伝えてくれ、そんな家族になりたいと話す。
まるで将来の話をしているようで、その度に私の胸は温かいものに包まれているようだった。
【次の金曜と土曜の休みが取れました】
彼から随分前から言われていた休みがようやく確定したことを報告すると、すぐによかったと返信がきた。
1泊の小旅行に誘われていたのだ。
お互いの休みを考えるというか1泊しかできないので近郊を選ぶことになるが、任せてと言われる。
きっと彼は職業柄いいところを知っているのだろうと思い、あまり深くは突っ込まず当日を楽しみにした。