甘く苦く君を思う
渚が生まれて2年、私は小さなアパートでのふたり暮らしにようやく慣れてきた。
生まれた当初は何もかも不安だらけで寝不足の続き限界まで追い込まれていた。そんな時に助けてくれたのは幸子さんとご主人だった。
毎日のようにくれるメッセージに加え、週に何度もおかずを持ってきてくれ、どれだけ助かったかわからない。
マリーで働かなければ今頃どうなっていたのかと考えるだけど恐ろしい。
「渚ちゃん、ばぁばですよ」と言っているうちに今では渚の幸子さんのことをばぁば、ご主人のことを「じぃじ」と呼ぶようになっていた。
ふたり息子さんはまだ今も結婚しておらず、渚が孫のようになっていた。
私の両親は、というと出産したことをメッセージで伝えた。
すると慌てたようにすぐに電話がかかってきた。
急な連絡に慌てふためく様子に少し驚いたが、連絡をもらえてよかったとすぐに私のもとに駆けつけてきた。
シングルマザーでの出産について何か言われるかと思ったが、特に何も言われなかった。でも、どうして出産前の大変な時に知らせてこなかったのかとそこは叱られた。
私は両親に放っておかれていた印象が強かったが、ふたりも私と接する時間が少なかったことをずっと後悔していたよう。だから私には金銭的援助をしてあげるから一緒に過ごしてあげなさいとまで言われ驚いた。
でもこの子を産む限り自分の力でと決意して産んだので、困った時だけ助けてもらいたいと伝え申し出を断った。
出産後は両親もまめに私のもとを訪れるようになった。特に母親は仕事の合間にも大丈夫かとメッセージを送ってきて、何かあれば早退するからとまで言ってくれる。今更ながら両親からの愛情を確認することができた。
私も渚を産んで、何よりもこの子のためにと考えるようになり、きっと両親もそう思っていたのではないかと思えるようになった。
生まれた当初は何もかも不安だらけで寝不足の続き限界まで追い込まれていた。そんな時に助けてくれたのは幸子さんとご主人だった。
毎日のようにくれるメッセージに加え、週に何度もおかずを持ってきてくれ、どれだけ助かったかわからない。
マリーで働かなければ今頃どうなっていたのかと考えるだけど恐ろしい。
「渚ちゃん、ばぁばですよ」と言っているうちに今では渚の幸子さんのことをばぁば、ご主人のことを「じぃじ」と呼ぶようになっていた。
ふたり息子さんはまだ今も結婚しておらず、渚が孫のようになっていた。
私の両親は、というと出産したことをメッセージで伝えた。
すると慌てたようにすぐに電話がかかってきた。
急な連絡に慌てふためく様子に少し驚いたが、連絡をもらえてよかったとすぐに私のもとに駆けつけてきた。
シングルマザーでの出産について何か言われるかと思ったが、特に何も言われなかった。でも、どうして出産前の大変な時に知らせてこなかったのかとそこは叱られた。
私は両親に放っておかれていた印象が強かったが、ふたりも私と接する時間が少なかったことをずっと後悔していたよう。だから私には金銭的援助をしてあげるから一緒に過ごしてあげなさいとまで言われ驚いた。
でもこの子を産む限り自分の力でと決意して産んだので、困った時だけ助けてもらいたいと伝え申し出を断った。
出産後は両親もまめに私のもとを訪れるようになった。特に母親は仕事の合間にも大丈夫かとメッセージを送ってきて、何かあれば早退するからとまで言ってくれる。今更ながら両親からの愛情を確認することができた。
私も渚を産んで、何よりもこの子のためにと考えるようになり、きっと両親もそう思っていたのではないかと思えるようになった。