甘く苦く君を思う
私たちは引っ越しと同時に入籍を済ませた。
渚のに父親の欄は空白だったままだったが、まずは彼が認知をすることで嫡出子になった。そしてその後入籍をしたことでスッキリと高倉渚になった。
一緒に暮らし始めて3ヶ月。
いまだに彼の両親とは会っていない。彼とこの話自体ができていない。
このままでいい訳がないと言うことはわかっているが、それでも直接会うのは正直まだ怖い。
それでも夕飯の後に彼に話を切り出した。
「あの、昴さんの両親は結婚したことをなんて言ってるんですか?」
「知らない」
「え?」
「直接結婚した話はしていない。それに沙夜の気持ちが1番だから俺と両親の接点を持つのは嫌だろう?」
思いもよらない話に驚かされる。3ヶ月も経つのに両親に結婚の報告をしていないの?それに接点を持たないとはどう言うことなのだろう。特にお義父さんとは一緒の職場にいるはずなのに。
「確かにまだ怖いと思ってます。でも結婚した今、逃げてばかりもいられないと思っているんです」
「そうか」
なんだか考え込んでいる昴さんの姿に私はもうひと押しした。彼の家族との関係をこのままギクシャクしたものにするわけにはいかないと思ったから。
「きちんと話しませんか。私だってあの時のことを考えると理不尽さをいまだに思い出します。それなのに急にきて謝られても許せるはずがないですよね。だからこそお互いの気持ちを正直に話しましょうよ。わだかまりをなくせたらいいなと思います」
「それでいいのか」
どこか不安そうな表情を浮かべる彼を見て私は頷いた。
「はい。それでお互いに歩み寄れなければ昴さんが何か考えてくださいね」
そんな風に伝えると彼の表情も少し和らいだ。
渚のに父親の欄は空白だったままだったが、まずは彼が認知をすることで嫡出子になった。そしてその後入籍をしたことでスッキリと高倉渚になった。
一緒に暮らし始めて3ヶ月。
いまだに彼の両親とは会っていない。彼とこの話自体ができていない。
このままでいい訳がないと言うことはわかっているが、それでも直接会うのは正直まだ怖い。
それでも夕飯の後に彼に話を切り出した。
「あの、昴さんの両親は結婚したことをなんて言ってるんですか?」
「知らない」
「え?」
「直接結婚した話はしていない。それに沙夜の気持ちが1番だから俺と両親の接点を持つのは嫌だろう?」
思いもよらない話に驚かされる。3ヶ月も経つのに両親に結婚の報告をしていないの?それに接点を持たないとはどう言うことなのだろう。特にお義父さんとは一緒の職場にいるはずなのに。
「確かにまだ怖いと思ってます。でも結婚した今、逃げてばかりもいられないと思っているんです」
「そうか」
なんだか考え込んでいる昴さんの姿に私はもうひと押しした。彼の家族との関係をこのままギクシャクしたものにするわけにはいかないと思ったから。
「きちんと話しませんか。私だってあの時のことを考えると理不尽さをいまだに思い出します。それなのに急にきて謝られても許せるはずがないですよね。だからこそお互いの気持ちを正直に話しましょうよ。わだかまりをなくせたらいいなと思います」
「それでいいのか」
どこか不安そうな表情を浮かべる彼を見て私は頷いた。
「はい。それでお互いに歩み寄れなければ昴さんが何か考えてくださいね」
そんな風に伝えると彼の表情も少し和らいだ。