呪われし復讐の王女は末永く幸せに闇堕ちします~毒花の王女は翳りに咲く~
「じゃあ、眠れないベルティーナ様のために、もう一杯お飲み物を淹れてきますね。いい香りのお茶はいっぱいあります! さっきのカモミール以外にも、ラベンダーやマリーゴールドなどなど、お花のお茶はたくさんあるんですから!」
何がいいか、何が好きか……と聞かれるが、ハーブティーはどれも嫌いではない。任せると言えば、ロートスはぺこりと頭を下げ、部屋を出ていった。
そうして間もなく、彼女はカップから溢れんばかりにカモミールミルクを淹れてきてくれた。
林檎に似た甘い香りとミルクの香り。それに混じって甘い蜂蜜の香りも漂う。
寝起きで少しばかり喉も渇いていたからちょうどよかった。ベルティーナはすぐにカップに口をつけ啜った途端だった。
「どうです? いい香りで美味しいです?」
彼女がひっつくほどに近づき、目をキラキラと輝かせて言うものだから、ベルティーナは驚き、わずかに身を引いた。
何がいいか、何が好きか……と聞かれるが、ハーブティーはどれも嫌いではない。任せると言えば、ロートスはぺこりと頭を下げ、部屋を出ていった。
そうして間もなく、彼女はカップから溢れんばかりにカモミールミルクを淹れてきてくれた。
林檎に似た甘い香りとミルクの香り。それに混じって甘い蜂蜜の香りも漂う。
寝起きで少しばかり喉も渇いていたからちょうどよかった。ベルティーナはすぐにカップに口をつけ啜った途端だった。
「どうです? いい香りで美味しいです?」
彼女がひっつくほどに近づき、目をキラキラと輝かせて言うものだから、ベルティーナは驚き、わずかに身を引いた。