鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「そうですよね……すみません、余計なことを訊いてしまって。誰にも言わないので安心してください。邪魔もしませんから」
「おい、なに諦めようとしている。まだ肝心なことを訊いていないだろ」
「え?」
「おそらく、君の悩みはこの話に関係することなんだろう? でないと、うさぎに問いかけるようなおかしな真似はしないはずだ」
「そ、それは……」
完全に見透かされている。くだらない悩みだと思われていそうで、居心地が悪い。
「大方予想はつくが、君が本当に訊きたいことは別にあるだろう。もっとほかに私に言いたいことがあるんじゃないか? 口にしなければ、なにも伝わらないぞ」
この人はなんと意地悪なのだろう。梢の言いたいことがなにかをわかった上で、わざわざ言わせようとしているのか。それを言えば、互いに気まずい思いをするというのに。
だが、ここまで挑発されては、もう内に秘めてはおけない。
「じゃ、じゃあ、訊きますけど……! 私が付き合ってほしいって言ったら、部長は私と付き合ってくれるんですか!?」
「回りくどい。その答えが知りたいなら、そのままの言葉で訊け」
このやり取りはなんなのだろうか。質問を促されたのに、回答は拒否され、告白のやり直しを求められている。
あまりにも心をかき乱されて、もう冷静ではいられない。梢は喧嘩腰で言い返す。
「なっ、わかるじゃないですか、今ので! 何回も言わせるなんてズルいです! もうどうなっても知りませんからね……!」
「構わない。早く言え」
「っ、部長……! 私は部長が好きなんです! 私とお付き合いしてくださいっ!」
感情の落としどころがわからず、涙目になりながら訴えかける。もはや当たって砕けろの精神で告白していた。
「おい、なに諦めようとしている。まだ肝心なことを訊いていないだろ」
「え?」
「おそらく、君の悩みはこの話に関係することなんだろう? でないと、うさぎに問いかけるようなおかしな真似はしないはずだ」
「そ、それは……」
完全に見透かされている。くだらない悩みだと思われていそうで、居心地が悪い。
「大方予想はつくが、君が本当に訊きたいことは別にあるだろう。もっとほかに私に言いたいことがあるんじゃないか? 口にしなければ、なにも伝わらないぞ」
この人はなんと意地悪なのだろう。梢の言いたいことがなにかをわかった上で、わざわざ言わせようとしているのか。それを言えば、互いに気まずい思いをするというのに。
だが、ここまで挑発されては、もう内に秘めてはおけない。
「じゃ、じゃあ、訊きますけど……! 私が付き合ってほしいって言ったら、部長は私と付き合ってくれるんですか!?」
「回りくどい。その答えが知りたいなら、そのままの言葉で訊け」
このやり取りはなんなのだろうか。質問を促されたのに、回答は拒否され、告白のやり直しを求められている。
あまりにも心をかき乱されて、もう冷静ではいられない。梢は喧嘩腰で言い返す。
「なっ、わかるじゃないですか、今ので! 何回も言わせるなんてズルいです! もうどうなっても知りませんからね……!」
「構わない。早く言え」
「っ、部長……! 私は部長が好きなんです! 私とお付き合いしてくださいっ!」
感情の落としどころがわからず、涙目になりながら訴えかける。もはや当たって砕けろの精神で告白していた。