鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「アンケートの件は予定通りに終わりそうか?」
「はい。おそらく今日中に提出できると思います」
「そうか。ほかに急ぎの作業は持っていないな?」
「そうですね。急ぎのものはないです」
「わかった」
孝仁の問いに端的に答えながらも、心の中で密かに祈りを捧げる。
この進捗確認は間違いなく新たなタスクを積もうとしているときのそれだ。確認の内容からして、スケジュールに余裕のない案件を振ろうとしているのかもしれない。
あの日の話でないことは救いだが、別の意味で恐怖を覚える。
(面倒な仕事を振られそうな予感が……お願いします! どうか無理難題は押しつけてこないで!)
会社員として働いている以上、上司に仕事を振られることも、それを遂行しなければならないことも、当然のことだとわかっている。それでも負担の大きすぎる仕事は勘弁願いたい。
特に梢はまだマーケティング部の仕事を覚えている段階。ほどよく成長できるくらいの難易度にしてほしいものだ。
心の中で『お願いします』と懇願を続ける。それと同時に、厳しい仕事を振られることも覚悟しておく。
しかし、その懇願も覚悟もあまり意味をなさなかった。
「はい。おそらく今日中に提出できると思います」
「そうか。ほかに急ぎの作業は持っていないな?」
「そうですね。急ぎのものはないです」
「わかった」
孝仁の問いに端的に答えながらも、心の中で密かに祈りを捧げる。
この進捗確認は間違いなく新たなタスクを積もうとしているときのそれだ。確認の内容からして、スケジュールに余裕のない案件を振ろうとしているのかもしれない。
あの日の話でないことは救いだが、別の意味で恐怖を覚える。
(面倒な仕事を振られそうな予感が……お願いします! どうか無理難題は押しつけてこないで!)
会社員として働いている以上、上司に仕事を振られることも、それを遂行しなければならないことも、当然のことだとわかっている。それでも負担の大きすぎる仕事は勘弁願いたい。
特に梢はまだマーケティング部の仕事を覚えている段階。ほどよく成長できるくらいの難易度にしてほしいものだ。
心の中で『お願いします』と懇願を続ける。それと同時に、厳しい仕事を振られることも覚悟しておく。
しかし、その懇願も覚悟もあまり意味をなさなかった。