鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「なるほど。今のところRIFLAは洗濯可の商品は出していないからな。そこに目をつけたわけか」
「はい。うちが洗濯可のものを出せば、お客様のニーズに応えることができると思いました。撥水加工はできないので、定期的に洗い、よく乾かしてもらう必要はありますが、そもそもバスケットを丸洗いしたい人向けの商品なので、その点は問題ないと考えています。ただ、洗濯可能な素材や形状となると、おそらく自立させるのが難しく……」
「だから、スタンドを別で用意することにしたんだな」
「仰る通りです。ゴミ袋スタンドを参考にして、布製のバッグをつけ外しできるスタイルを考えました。これなら素材や形状に自由が利くので、洗濯可能なものを作れるはずです」
梢が考えた商品はバスケット本体とそれを支える骨組みとに分かれている。バスケット本体は布製のバッグになっており、それを骨組みに引っ掛けて使用する仕組みだ。
「理にかなっているな。バッグのみを別売りにするというアイデアも、ゴミ袋スタンドから得たのか?」
「いえ、それは試作品から得たアイデアです」
「試作品?」
「ゴミ袋スタンドと洗濯可の布バッグを使って、試作品を作ってみたんです。それを実際に家で使ってみたところ、バッグが一つだと洗濯して乾くまでの間、洗濯物を入れられないことに気づきまして……バッグは替えがあった方が便利だと思い、別売りの案も書いてみました」
顧客の意見から商品を考えて終わるのではなく、実際に自分が使った場合の意見も反映するように心がけていた。それは篠田が最初にくれたアドバイスに従った結果だ。つまり、この商品は孝仁と篠田、双方のアドバイスを参考にして生まれたものというわけだ。
「驚いたな。試作品まで用意していたとは。どうりでこの企画書の出来がいいわけだ。別売りの案も評価できる。洗濯する都合上、バッグの方が先に寿命がくるだろうからな」
さらなる褒め言葉に、ここは夢の中なのかと疑いそうになる。
「はい。うちが洗濯可のものを出せば、お客様のニーズに応えることができると思いました。撥水加工はできないので、定期的に洗い、よく乾かしてもらう必要はありますが、そもそもバスケットを丸洗いしたい人向けの商品なので、その点は問題ないと考えています。ただ、洗濯可能な素材や形状となると、おそらく自立させるのが難しく……」
「だから、スタンドを別で用意することにしたんだな」
「仰る通りです。ゴミ袋スタンドを参考にして、布製のバッグをつけ外しできるスタイルを考えました。これなら素材や形状に自由が利くので、洗濯可能なものを作れるはずです」
梢が考えた商品はバスケット本体とそれを支える骨組みとに分かれている。バスケット本体は布製のバッグになっており、それを骨組みに引っ掛けて使用する仕組みだ。
「理にかなっているな。バッグのみを別売りにするというアイデアも、ゴミ袋スタンドから得たのか?」
「いえ、それは試作品から得たアイデアです」
「試作品?」
「ゴミ袋スタンドと洗濯可の布バッグを使って、試作品を作ってみたんです。それを実際に家で使ってみたところ、バッグが一つだと洗濯して乾くまでの間、洗濯物を入れられないことに気づきまして……バッグは替えがあった方が便利だと思い、別売りの案も書いてみました」
顧客の意見から商品を考えて終わるのではなく、実際に自分が使った場合の意見も反映するように心がけていた。それは篠田が最初にくれたアドバイスに従った結果だ。つまり、この商品は孝仁と篠田、双方のアドバイスを参考にして生まれたものというわけだ。
「驚いたな。試作品まで用意していたとは。どうりでこの企画書の出来がいいわけだ。別売りの案も評価できる。洗濯する都合上、バッグの方が先に寿命がくるだろうからな」
さらなる褒め言葉に、ここは夢の中なのかと疑いそうになる。